韓国とロシアが暗号化規制を強化 モロッコがCBDCを研究

規制に関する最新情報

1. 韓国は暗号取引所への規制を強化する

韓国金融サービス委員会の金融情報部門（FIU）は最近、一連の新しい規制要件を発表しました。これらの要件は主に暗号通貨取引所を対象としており、マネーロンダリング及びテロ資金対策（AML/CFT）の強化を目的としています。

新しい規定に基づき、取引所は、プラットフォーム上の疑わしい取引を特定し、報告する必要があります。その期限は3営業日以内です。また、情報保護管理システムの認証を取得し、国内の銀行と本人確認契約を結び、重要なポジションに適格な人員を配置するなど、複数の証明をFIUに提供する必要があります。

その一方で、韓国の金融委員会は「特定金融取引情報報告及び監視規定」の改正を検討しており、特定の条件下での共有注文を許可する可能性があります。この改正は2月18日から3月2日の間に立法予告が行われる予定です。

2. ロシア国家ドゥーマが暗号通貨税法案を承認

2月15日、ロシアの国家ドゥーマの国家建設および立法委員会は暗号通貨税に関する法案を承認しました。この法案はロシア連邦の税法に一連の修正を加え、正式にビットコインなどの暗号通貨を財産と認定し、暗号取引から得られる利益に対して課税する計画です。

この法律は、ロシアに住むすべての人々、つまり市民、外国人、そしてこの国に設立された組織に適用されます。規定によれば、年間の暗号取引総額が60万ルーブル（約8100ドル）を超える場合、関連する主体は取引状況を報告しなければなりません。期限内または完全に税金を支払わなかった場合、未納税額の40％の罰金が課されます。

ロシアのドゥーマは、2月17日にこの新しい暗号立法を審議する見込みです。

3. モロッコが中央銀行デジタル通貨の導入を検討

モロッコ政府は中央銀行デジタル通貨（CBDC）の導入可能性を積極的に研究しています。この取り組みは、モロッコが世界のフィンテックの発展動向に従い、国家経済におけるデジタル通貨の応用の展望を探っていることを示しています。現時点では具体的な実施スケジュールはありませんが、このニュースはモロッコの金融イノベーション分野における積極的な姿勢を示しています。